寝る前にちょろっとなんか読むか、という時にはとてもじゃないけれど
読めないBLがあって、内容がヘビーだとかちょっと生生しいイジメとか
辱めをうけるとか、悲しい思いをするとか、
まあとにかく感情を揺さぶられたり考えこんだりするようなのは
心と時間に余裕がなければ読めない。

囀るーはまさにそれで、続きがでたから速飛びついて読んだりしない。
でも続き気になる。でも、やっぱり読みたい!と我慢できなくなってから読み始めた。



もともと甘い話でもないし、お互いの抱えるものが結構ヘビーだから
一回本懐を遂げたところでいちゃラブ突入なんてなるわけもなく、
むしろそれが切っ掛けで離れていくという辛ターン。

さらに6巻は裏社会マンガとして動きがあり、というかそちらがメインで話が動いたので
BがLしている物をもとめて読むと結構厳しいかもしれない。
でも一番よどんでたものが吐き出された巻でもあったので、ここからの展開に
ちょっと希望を勝手に感じる。

矢代と百目鬼が離れていくシーンで、鳥がはばたいて行ってしまったけれど
それがいい象徴なのか悪い象徴なのか。

百目鬼の覚悟がかっこいい。
矢代は年重ねて完璧なイケオジへ。
平田は自業自得というか完膚なきまでに成敗されちゃっても同情できない。

面白いしやっぱり続きもきになるんだけれど、裏社会の人々はBL登場人物とは
思えないほどの現実感溢れるキャラ造型なので、6巻に一つ不満があるとしたら
画面がむさい、
というところだったかも。